『飛燕120』をつくる  

E スケール機の塗装

今回製作の1号機は244戦隊長、小林照彦大尉乗機の白とブルー帯の迷彩で仕上げてみることにしました。
スケール機製作はあまり手がけていない私には全面迷彩塗装は初めての経験ですので、さて、さて...と考え込んでしまいました。全面FRPですので小とぎし、接合部分のピンポールなどパテ修正をほどこし、ウレタンサフェーサーを軽く吹き付けて下地の表面の仕上がりを確認します。

軽く細目のサンドペーパーでサンディングし、シルバー塗装、水平尾翼のレッド塗装、日の丸、白帯び、ブルー帯、黒塗り、順追ってのカラーリングですが、ここまでの塗りについては何の苦労もない一般的な塗装です。

★迷彩パターンの吹き付け
経験ですからピースコンでマスキングなしで一発仕上げのフチボカシで仕上げてみようと主翼から塗り始めてみたのですが、うすらボケしたようなしまりのない感じで、プラモデルのファインモールドの箱絵の様なイメージに私の技術では仕上がらず、ふき取ってしまいました。

写真のようにフィルム板を機体に上乗せして迷彩パターンの下絵をマジックで書いてみるとイメージがとりやすく、切り抜くことにしました。

切り抜いたフィルム板の下絵をカッティングシートに細書きのマジックでうつし切り抜き、塗装マスキングとすることにし機体に水張をしてみました。

◎機体に張り付けてからパターンを切り抜くと刃先のキズを機体表面に入れるのがいやで切り抜いてから機体に水張してみましたが意外と簡単にマスキングすることができました。
いよいよ最後の迷彩塗りです。
グリーン迷彩は、うすボカシを加えてガン吹き、完了です。
仕事内容が初めてづくしで時間ばかり費やしてしまったのでホットした瞬間です。
マスキングを剥がし、塗り上がり状態を眺めてみました。

どうもイメージに合わず別の244戦隊(白帯日の丸)の機体イメージの迷彩に近くなってしまったのです。       
妥協できない、面白くない!
クソーと思いペーパーで落としてしまいました。

◎シルバーで残る面が少し多かったせいもある様です。
こうなったら納得いく塗りをやるしかありません。迷彩パターンだけの塗り直しですから、同じマスキング法でパターンを変えて塗り直しです。

前のぬりで白帯日の丸の迷彩機の塗りは経験したことになります、今回の塗りとでイメージの違いが写真でわかるかと思います。

排気管、エアー取入れダクト、冷却器、機関砲などを取り付け、メカ積みへと進行です。

◎機体製作では内部構造の変更や樹脂膜の厚さ等、今までに経験しないカベに打ち当たり、一つ一つ解決して頑張って参りましたので最終製作構造が確定でき、シャーレー法といっても内部内張りにバルサを使用せず軽量で構造上の強度も心配のない製作法も身につき、2作機目からは自身を持って製作に入れるものと、いい勉強になりました。

次回の更新にはメカ積み完成の詳細と飛行をお知らせしたいと思います。

ガンバリ オヤジ    


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