= オリジナルボートの製作F3000−21モデル =

I夢に描いた走航性を実現いよいよ生産を計画

   
★OS各種エンジンの性能についての評
 例年になく厳しい寒気でレーシングフィールドは完全に氷結してしまい、走航させたい時は、2台のポンプで地下水をくみ上げながら悪戦苦闘、バカ長をはいて氷を割って歩き解凍させてやっと午後に走航出来るという状況にもめげずニューモデルの試走を行なっているのですからクレイジーですよ!
●1)最新モデルOS21VZ−Mに期待
  ≪大里氏談≫
使ってみた感想は・・・・・・と聞かれるとエンジンの始動性、スロー安定性、など何の問題もなく実に使いやすいエンジンですよ・・・。どれだけ回せるかは、マフラー、スクリュー、ギヤー比とのマッチングとセッティング等々が重なってくるので個人差は大きく変わってくると思うが、大衆向けのエンジンとしては魅力のあるエンジンだし、完成度の高いエンジンと評価できますよ。

≪関氏談≫
 ラジコン暦はうん十年とやって来ているのでOSエンジンには慣れ親しんでいるので批評といえば、誰が使っても無難なエンジンでレベルの高い使いやすいエンジンだと思うよ・・・まだまだ走りこみが足りない状況で課題は多く残しているが、何せ寒さで氷がどうすることも出来ない始末だね!
★OS21VZ−R、OS21VZ−BVエンジンでの空冷がおもしろい

 ≪布施氏談≫
空冷でうまくいくのかね?と開発者の社長がやっているのを見ていて、空冷でもいけるんだ・・・と興味を持って手伝っていたら、走れるのが分かったからこれから先は頼むよ・・・ということになり、メカを積み換えてエンジンを始動、こりゃだめだ・・・ヘッドからモレてる、いくら締付けてもモレが止まらない為インナーヘッドを交換、走り始めたのだが、暮れで仕事も忙しく、やれる時にはレース場は氷結で走れない始末、まだこれからという確証は出せないが軽快なエンジン回転音は魅力だね。
ぶっ壊れるまで回し切ってみたい気持ちです!

≪鈴木氏談≫
インターネットでインナーヘッド交換が指示されていた生産ロットだったので交換してもらい、大雨の中、初走行をやってみたが、始動性も良く、エンストすることもなく、別に何の問題もなくパワー走航に入っているがVZ−Mにヒケをとることもない様に思えるが、キヤブ径が一番小さいのが気ががりで俺が一番といえる様になれるかどうか?走る度速くなって行くので楽しみですよ・・・
これからは使用スクリューとセッティングでどこまでスピードアップが出せるか楽しみ
★OS21VZ−Mエンジンとハットリモデル社製のボート用サイレンサーの組合せについて1号艇(大里氏用に製作)を引き取り私のテスト用として改修エンジン搭載位置を20oセットバックして重心位置を設計通りに積み込み、エンジンとマフラーのマッチングテストを開始
@マフラーの排気穴を7Φに広げ試走、まだまだ伸び不足を感じ、7.5Φとする、いい感触となったが私のセッティングはスクリューのスラスト位置をハイセットにせずローセットで船体をリフトさせてのひょろひょろの危ない走りが緊張してたまらなく爽快なので使用スクリューが1646/3そのものでは重たくオーバーロード気味でスクリューに手を入れてみた。
以上の加工でエンジンの出力特性とギヤー減速比、スクリューマフラーのマッチングが合って来て非常に良い立ち上がりと伸びを引き出すことが出来てきました。キャビ気味で使用できなかった1745/3スクリューも手を入れることによりサーキットレースに使用できる結果が出ましたのでこれからの走航でベストな使用スクリューが決まると思います。

★理想のサーキットレース艇の完成が近づき生産概要が決定
1月よりボチボチ生産を開始します。

 

高速での急旋回の舵は右も左も恐れる事無くガンと打てる安定性がでましたので私達のサーキットレース(左図)

1周230mで平均速80Km/h位のレース展開が見えてきましたので来春4月よりスタートさせるレース展開が楽しみになってまいりました。

★ ギヤー減速比(20:28)を選択した理由
サーキットレースの特異性を考えたからなんです。
@レート距離が短い
Aコース幅が狭く、90°旋回(2ヶ所)180°旋回(2ヶ所)まるでオフロードコースを走るボートレースと考えられる
  レースをするわけですから、余りにもかこくな条件下で走り切れる船体の安定性とスピード旋回性を確立させなければならないのですから大変です。
Bスロットルレスポンスに完全に追随出来る立ち上がりで平均速アップを求めるためギヤ比(20:28)でハイピッチ大径(1646/3(改)1745/3(改))スクリューを回しきれるセッティングとなったのです。

◎一般的な右旋回だけの調整とか単にトップスピードだけを追求するだけでいい・・・この様な単純な結果を求めて記録の挑戦とするならばギヤ比や使用スクリューの選択も変わってくるかと思いますが、周回スピードを上げる事を第一条件と考えたからなのです。いかにエンジンを回しきるかにかかってくるのですが、それによっておこるトルク障害は船体特性とセッティングでカバーできますし何よりもチルトコントロール走航の緊張感がたまらない思いです。

ギヤー減速ユニット、チルトコントロール付ドライブシステム等々の機械加工品は試作10セット外注品が1月中には完成しますので船体の製作に入りますが、次の作品50ccクラスのF3000設計に入りたいと思います。

次回の更新より
軽量ギヤーダウンユニットの構造、チルトコントロール付ドライブユニットの設計及び構造について随時発表して参ります。
クレイジーホースの走りを紹介する動画の更新は3月頃(氷結がなくなる頃)までお待ち願います。その頃にはどの位のスピードで走りきっているか楽しみにしてください。

勝田ラジコン オーナー


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