F 京商FMR21をこだわり改造で楽しむ

◇全備重量 2290g
 エンジン OS21RXM
 ツインラダー仕様

京商さんより久々にオー!と思うスタイリングのFMR21が発表となりすぐに入手したのです。

軽量船体でスタイルも良く、さすが京商さんと誉めたいところでしたが、説明書通りに製作進行できませんでした。
もともと私は何を作るにしても改造派でしたからお許し願いたいと思いながら説明を進めます。
これには私流のこだわりがあるからだけのことで、この改造法等については単なる参考にして下さい。
★なぜ、説明書通りに製作しなかったのか・・・
その1.  燃料タンクがエンジンの前(重心位置よりはるか前)にあるため重心変動が大きいのがダメ。
            ◇エンジン、パーツ、メカ類を仮のせして重心位置をみるとあまりにも前過ぎて、これではパワーで
               押し回しているかの走りとなって私流の調整の楽しみが失われてしまうと感じたからです。
その2.  カジが片サイドのため、左右の施回性を想定するとツインラダーで製作してみたいと思った。
その3.  船体上面がガッポリ開放されていてチューンドサイレンサーを取り付けるとエントツみたいで気分が
      悪い・・・
その4.  給水パイプの取付け位置(給水口)に納得いかない思いがする。
以上の様なことを考えて1時間くらい 眺めていると製作内容が決定、製作したのが写真のスタイルとなってしまったのです。
★なぜOSエンジン仕様にしたのかというと、外国製のハイパワーエンジンの高性能、高価格の船を作ってしまうとお客様がついてこれなくなってしまうと考えたからです。
FMR21、この軽量船体なら、手頃なOSエンジンで80km以上は出せると思ったからです。

★ツインラダーとするためにプラパーツ(スクリューブラケット)を取り寄せる

★チューンドサイレンサーは内装してストレートでトランサムより排気する。水冷マ二ホールドを使用しないので船体上部(エンジン取付けより前)にエアーインテークをつくり、後部上面に排気ダクトを取付け空気の流動性を高める。
◇エンジン始動部もハッチ式にして上面全閉を考えた

★燃料タンクはチュードパイプ左側面(重心位置付近)に設置、テトラ260ccクランクタンクを使用

★給水口パイプはトランサム船底に近い一番安全な位置を給水口とする様ブラケットホルダーに穴加工して取付ける。

以上が私流の製作既要です。
趣味は自己満足の世界ですからカツコマン的マニヤの楽しみ方なのです。
<走航結果>
〇初走航はエンジンのならし運転からスタートです。ニードルを2回転半開きでスタート、フルスロットルでは少し回転が高すぎる・・・しかしついついいい感じだなアで走り切ってしまいました。
〇2タンクで3コマ、ニードルをしぼる・・・何だ、たいした変わりないや!

3タンク・・・よし、いっちまえ!ニードルを2回転とする
       フルスロットルの直進走航、船外エンジンとちがいチューンドパイプの響き音はいかにも速さを感じる。
       左右にヒヨロ、ヒヨロと軽いローリングを起こし、船体のリフトも姿勢も良好だ。風もあるのに、フラップ
       などの必要性もない走りだ
★ストレートから左90°ターン、・・・ハーフスロットルと同時に急施回カジを打つ、ゴツゴツと船体がはね上がって
       アウト側にぶっ飛びそうだ。思わずスローにするとエンスト
◎オーバーヒートではなくアイドル調整だと感じて180°開けてみる

4タンク・・・右施回は安定感がある。左急施回はゴツゴツ飛びはね現象が止められない。
       エンジンの調子はOKだ!
◎パワーをぬいて少し大回りなら安定施回となる

ラジ技などで紹介されているボードの競技は右施回のみのオーバルの様ですのでラフな調整でも良いのかもしれませんが私共のレース場は90°ターン2ヶ所180°ターン2ヶ所、左施回、右施回となるのですからハイスピード施回(急施回)をクリヤーするには走りこみが必要となります。
★この船体(メーカー品)なら、業界主催のレースに出場できますのでいつの日か、参加挑戦してみたいと考えている私です。
≪評≫
スタイルも良く軽量船体ですので調整範囲が多様に出来、楽しみの多い魅力のある船であると感じ、おすすめの一品です。
次回は、右に左に高速急旋回で走りまくるシューデューサー21(塙艇)を紹介します


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