L −  《究極の走りを求めたフォーミュラー550−21モデル》

OSXM21船外エンジンとサンダータイガー・ジャパンPRO21-OB

エンジンを簡単に乗せ変えてチルトコントロールで楽しむ

今回チルトコントロール仕様とチルトなしの鈴木氏の船体の2台を製作しましので、最初に鈴木氏のフォーミュラー21(レディーホーク21)を紹介致します。

全長 710mm(船体のみ)
全幅 330mm
全備重量 2,380g
エンジン OSXM−21
スクリュー X440/3改

歴然と証明された重量/パワー比(スピードに影響を及ぼす)

<鈴木氏初走航の談>
今まで走らせていた船体は開発者(田所氏)に次ぐ2号艇でしたので初走航時の全備重量が2700gでした。2度の修理で重量が2900gになってしまい受信機のニッカドを300mAに変えて少し軽くしてはみたのですが仲間のトップドライバー達が走らせている2500gクラスの船体との比較では勝負にならずテクニックでカバーできず新艇をつくることにしたのです。エンジンのパワーは限界まで絞り込んでいるし、スクリューもアレコレでタイムアップ出来なくても仕方がないか・・・とあきらめては遊ぶ気がうすれてしまいます。
今回の船体は抜き取った時の重量が軽かったので舞い上がりでの破損防止のために、トップキャピンとエンジンカバーに補強を入れてもらい塗装はラメ入りのツートンで仕上げてもらいました。満足の出来上がりでした。

★船体を軽く仕上げてもらったのがアダになり重心位置設定で70gのウェイトを船首に積む結果となってしまいました。
仲間と同じ、ワイヤー用オイルタンク、ニードル安定用のサブタンクなどを積んでみましたので最終的に全備重量が2380gとなってしまいましたが緊張での初走航の走りは別物でした。

◎スロットルワークに船体の反応が早く船底の接水面がほとんどない走りになりました。最初のターンマークはおっかなビックリの旋回、走っているうちについ全開で突込みクイックターンのつもりでいたのに、カジがきかず、フワフワ・・・と浮き上がって外壁に激突、やってしまった!
初走航日なのにガクンとなりました。行ってみるとスリキズ程度でほっとしました。
船を持って戻って来たら、オメデトウ・・・と社長が笑ってました。

★アクシデント続きで全開ターンがこわくなりました。次の週の月曜日、社長と走らせに行き、またしても100mのストレートで全開のまま激突、パカ〜ンの音を耳にして歩く足が重くなりました。
15cm以上突き刺さって板の割れ目に食込んでなかなか抜き取れずダメかとおもいましたが、テープをはれば走航に障害の無い程度だったので思い切りタイムトライアルに挑戦してみました。
(これで鈴木氏の談は終了)

船体の浮力特性にすぐれたトンネル艇は軽すぎてもサーキットレースにはアクシデントが発生する。
結論は簡単と話し合いました。
@水面にスポンソンをひっかけないからカジに反応せずポンポンと真直ぐ突っ込んでしまう・・・旋回舵を打つ前にポンとパワーを抜けばよいはず。
A風上方向で船体が浮き過ぎているのだから限界トリムで走らずちょっとケリ下げしてみたら・・・スピードダウンしないはずということで調整をしなおしてタイムトライアルに入りました。
(笑い) 何でそんなに緊張するの?
4つのターンマークすべてが外壁に激突寸前、何度やってもまともなタイムがだせない。
(1周230mコースを270mで走っているコースどりとなり17秒台での繰返し)
アッハッハとやっている内に緊張がほぐれ16秒台−15秒台−ついに14秒56にたどり着いた・・・ガス欠でエンストしたので終了

来春のタイムトライアルの記録のトップに自分の名が・・・と胸に刻んだにちがいないと思いました。

次回は
★ チルトコントロール走航のメカニックと結果などのを報告します。

OSXM21船外エンジンと

                 サンダータイガー・ジャパンPRO21-OB

エンジンを簡単に乗せ変えて

                  チルトコントロールで楽しむ方法

チルトダウンの写真 チルトアップの写真
チルトコントロールシステムなどの紹介をしてまいります。お楽しみに!


Copyright(C) 勝田ラジコン模型 All rights reserved