◇仲間同士で熱狂できるモーターグライダーの楽しみ方◇
━ いよいよ開始するモーターグライダーシリーズチャンピオン戦━ |
◇パワーソースの進化には驚く
ブラシレスモーター、リチウムポリマーバッテリー、アンプ、ミニサーボなど。どれを取っても安価でその進化には驚きです。
市販されているどの機体を選んでもモーターラン25秒MAXで有視界限界高度まで上昇させることができるパワーソースを選ぶことができるから驚きです。
久しぶりにモーターグライダーで遊んでみようか・・・の声かけに現在17名が参加することになり、それぞれが製作、また進行中なのですから楽しみになったのです。
◇競技規定、決定のためのテストフライトを行う
10月5日に予定しているモーターグライダーシリーズチャンピオン戦(第1戦)の競技規定を定めるテストフライトを行いました。
――― モーターラン25秒、滞空時間15分MAXがおもしろい ――― |
|
|
写真のOKナツメグU(布施会員)グレートプレー社フライング2m(改)の石井会員と同じくフライング2mの私の3人で同時発進25秒モーターランで滞空を競ってみました。
◎布施会員
垂直上昇にもたつき高度220m(計器計測)
石井会員・・・高度300m位
私(田所)・・・計測不能(約350m位)
これだけの高度差があるにもかかわらず石井会員は10分30秒で接地、私は14分24秒で着地してしまいましたが、布施会員は飛行場滑走路上空50m位で弱いサーマルをつかみ15分4秒という滞空時間を稼ぐことができたのです。
翼面荷重は3機ともに23g/du前後ですから、やはりこれが腕の差だよ!といわれても仕方ないことです。布施会員はかつて平成
5年に名古屋で行われたグライダー大会で郵政大臣杯を獲得したベテランですから・・・今日は黙って頭を下げます・・・次は必ず負かすと思う腹の内です。だからグライダーは皆(多勢)でやるのがおもしろいのです。
◇グライダーの滞空性能をさぐる
1)超軽量、低翼面荷重に仕上がる |
|
ルフト22(18.5g/du)
アーバン(16.7g/du) |
バルサキット制作に意欲のある鴨志田会員が製作した機体です。この仕上がり数値は非常に魅力ですね。
滞空性能はどうか・・・飛行を観察してみると手強い相手になりそうです。本人はもう少しパワーアップで勝負すれば・・・何とやらでウキウキしている様子で3機目を考えている様子です。
2)美のスタイルで勝負するナツメツU(23.2g/du)
いち早く俺はナツメグUをつくる・・・と2機購入した菊池会員1機はキット通りに作り、もう1機は俺らしさを見せてやると製作技術は一流の電動オタクの親分で3機目は軽いのを作ってみようかと熱の入り様、飛行を見るのが楽しみです。
|
|
写真の機体は布施会員製作の機体ですが他にベテラン藤咲さんが製作中です。
グラス胴上げのため全備重量900g弱は仕方のないことかと思いますが飛行を見ていると軽快でゆったり、のんびりでも
滑空性能は良さそうであり結果は腕勝負だよ・・・と自信満々のベテラン達です。
|
◇バケモノパワーで天空めがけて一直線
|
京商 シエロ
(大里会員)
モーター ハイペリオンHP−Z3019−10
アンプ 50A対応、バッテリー1200−3S
ペラ 13×6.5 全備重量880g
|
グライダーをやってみようかと思うんだが・・・の一言に
直談、よしやろうと作りかけで放置しておいたグライダーがバケモノパワーのシエロだったのです。
初飛行でいきなりフルパワーのロケット発進、あまりのパワーに度肝を抜かれたとの事、20秒足らずで見えなくなってしまう程引っ張るのでやる事ないから社長と同じの1機作るよ・・・これは私へのチャレンジでしょう。
◇皆と同じではおもしろくない・・・
一回り小さい機体でチャレンジ |
|
モーター タマゾーER222012d
ペラ 10×8
アンプ 35A対応 全備重量 650g
バッテリー タマゾー1700−3S |
電動ヘリ、飛行機と電動遊び道具は車に満載
空は俺にまかせろ・・・と語る飯島会員
25秒モーターランで今日は10分越えた今日は滞空12分に伸びたと自信を深めている熱の入れ様ですから勝てないと感じたら次の機体となってしまうでしょう。
◇バルサキットの製作はいやなんだ・・・お手頃なARF機体 |
|
モーター タマゾーER222012d
アンプ 35A対応
バッテリー 1200−3S 全備重量 745g
翼面積 31.9du |
この機体は曳航用サーマルグライダーとして開発された機体ですので前回紹介した様にモーターグライダー仕様に改造して販売しております。この機体の主翼は丈夫に作られており、モーターフルパワー降下飛行から急上昇かけてもバンザイする心配もなく、充分楽しめる練習用1号機としておすすめの機体で
す。
現在10名が参加することになったので楽しみです。
◇郵政大臣杯獲得のなつかしのグライダー
アストロチャレンジャーの出番となる
会長原下氏が仙台大会(平成6年)で優勝郵政大臣杯に輝いたなつかしのグライダーに今どきのブラシレスモーター仕様で720gに仕上がったとの事、クラブ員達の目を楽しませてくれることだろう。
今どきのグライダーに対抗してどこまで競えるかが楽しみとなることです。
色々な機種が出揃い、競技が進むにつれ負けず嫌いの面々ですから秘策が生まれ白熱してくると思いますのでこれからが楽しみです。
勝ラジオーナー記 |