◇地震のおそろしさを痛感
この度の東日本大震災により被害を受けられた皆様に心からお見舞を申し上げます。
3月11日、大地震発生の日、私は自作機(P−51Dムスタング)の主翼リブカットのため、となり町(東海村)の作業場で仕事中、おや・・・地震が来たか・・・いや、いやこれは大きいぞ!
ボール盤は台からころげ落ち、バンドソウやシャーリング機がおどり出したのです。親工場の大型ボール盤も倒れ出しこりゃああぶない、となりの工場のバカ高い防音壁がこっちに倒れてきたら大変だ・・・とっさに駐車場に逃げ出したのです。車がワサコラ、ワサコラおどりおどっている、立っていられないのでフェンスにしがみつく、足もとのアスファルトに地割れが走り、石の門壁は倒れ、電柱はワッサ、ワッサとかたむいてくるは、なんてこった!ビックリしたなモ〜でした。
店が心配で帰ろうと思えばいつもの方向は通行不能、反対方向を見れば道路の半分がかんぼつ、地割れがひどい、なんとしてでも帰るしかない、強引に車を走らせた。店舗のショーウィンドウはあっちもこっちも割れている、屋根瓦はほとんどくずれ落ちているではないか、無我夢中で車を走らせていたのだろう。
建物(店)の姿を見てホッとしたのもつかの間、ショーウィンドウや自動ドアのガラスがメチャメチャだ!店の中はすっちゃかめっちゃか、妻と店長の無事を確認してほっとため息、力がぬけた一瞬でした。
これが地震状況です。
◇いい機会だから模型屋廃業!
なんて言っては見たがやるしかない。
やるとなればいつもの口ぐせ、始まれば終った様なもんだよ・・・2〜3日で営業再開できるまでに整理がついたのです。
だがしかし電気は来ない、水が出ないので開店休業の日々が続きましたが気持ちは前向きになりました。
◇人と人とのかかわりの中で人間社会は築かれている
ことを新ためて痛感したのです。
電話、携帯がつながらない、皆、どうなっているだろうどうしているだろう、店が気になったから来てみたよ・・・
ああ良かったね、お互いにこうした気づかいが趣味生活から生まれる、絆となって築かれている人間愛だと深く感じました。
電気が来ない、水が出ない、ガソリンが買えない、食う物にまで事欠く始末、一時的であれこのような日々の経験が人と人とがこれだけかかわり合って社会が築かれていることを思い絆を深めてくれたことを思うのです。
ムスタング製作は只今ストップ中、ボチボチ意欲が出て来ましたので、取りかかります。完成までには少しお時間を下さい。
勝ラジレポート
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