プロペラスケール機を楽しもう  

D こだわりの零戦をつくる

 

今回製作する機体はホビックスジャパン社より発売されたARF機零戦120の製作工程を紹介して参ります。
注文1号機の大里氏とキット内容の出来具合を見て、どの様に製作を進めるかを相談。自分達2人が特別な
製作を進めるのではなく、後に続いてもらう仲間達のためにも程々の改良でつくることにしました。

◇ 製作にあたり改良点を決める!

1)主脚は重量感を保つためスケール寸法から90mm〜100mmタイヤ使用とする主脚収納(タイヤカップ)は
FRPで新たに製作する。
2)水平尾翼の取付に使用のアルミパイプ(2本)は必要以上の強度・重量のため、カーボンタイプに変更する。
3)バランスウェイト搭載量を少なくするため引込尾輪装備は取りやめる。
4)フラップ取付については1機はノンフラップとする。
5)コックピット内(操縦室)はスケールアップのため改良。計器パネル、全身パイロットは抜き型製作とする。
※以上の概要で製作を進め紹介して参ります。

◇ ここまでこだわったスケールマフラーを製作

ダミーの排気管ではなく、実機感を演出させるマフラーを製作してみました。使用エンジンは在庫室にねむっていたYS120NCエンジンをテストベンチに取り付けてのマフラー試験です。11本ある排気管からの排気の出具合を見るためスモーク装備で試運転したのですが、これがなかなかリアルでいい感じ、パワーロスもなく、重量感ある音質で満足度100点です。このスモーク装備は空中戦の撃墜シーンの演出に利用すると面白そうです、このマフラーを見て俺も零戦120を飛ばしてみたくなったと3機追加注文が入り、やっぱりスケール機は零戦なのですね。

◇ リアルさアップのためカウリングの改造

1)スケールマフラーを取り付け、カウルフラップの位置合わせをしてみると、私の好みでストレートカウルよりはカウルフラップを少し開き気味にした方がリアルになると感じカウルフラップを左右カット、ガラスクロスで内張り補強仕上としました。

2)機銃口再現には掘り込みが浅いため左右くりぬいて内側より製作したカップを取り付け機銃口を再現しました。
機銃口裏カップは木製で簡単な木型を作り直接車用ワックスを塗りこんで拭き取らずにガラスクロスをハケ塗りで押さえつける程度の作業で簡単に製作できます。
機銃取付けでリアルになると確信の改良です。
52エンジンクラスのスピット、ムスタング、メッサーシュミット等に使用する内装マフラー、3枚プロペラ、スピンナーの商品化は零戦120用と同時進行で完成する予定でおりますので、もう少し時間を頂きます。

次回は操縦室(コックピット内)のスケールアップと主脚収納部の改造について紹介します。

勝ラジオーナー


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