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― P−51DムスタングをつくるC ―

◇進化し続ける新時代のラジコンの波に逆行
   古き時代のロマンを求めてプロペラスケール機をつくる

今、ラジコン界の専門誌であるラジコン技術やRCワールドに目を通しているとハイスピードで進化し続ける新時代のラジコンにあふれている。今日、私は旧態以前のスタイルのままでもがいているかの様で老いを感じてしまうのです。でも反面模型なんだから新しきも古きもなく自己満足の世界であっていい・・・つくる楽しみ、出来た喜び、古き 時代の美を追求再現し、それがプロペラスケール機製作に課せられた美の神髄と言えるのだからこれでいいんだ!なんて自分に言い聞かせ製作を進めているところです。
正直、今時ギヤーダウン採用で手製の4枚プロペラやスケールスピンナーをつくってみたり、エンジンの排気は両サイドの排気管から実機同様出さなきゃスケール機と言えねえだろう・・・なんて意気込んでいる自分を馬鹿じゃないの、なんて思ったりで製作の手が休まってしまうのですが、また気を取り直して頑張っているところです。

◇かっこいいだろう!これがパワーユニットの全容です

ギヤーダウンユニットとエンジンの一体構造のパワーユニットを機首胴体下部より取りつける簡単設計です。完成後に詳しく紹介することにします。

私達のクラブ内ではスケール機のオンパレードの雰囲気の中でムスタングも人気機種の1つで飛行場には必ず3〜4機並ぶ光景です。プロペラスケール機ぞっこんのクラブ員が大多数で、うるさい方が多勢なものですから妥協の機体はつくれません。その仲間達から提供された詳しい資料に目を通しているとスケール機をつくるということは大変なことです。適当に製作したら何を言われるかと思うと意地をはってやるしかありませんね。これはAR F機とちがって、スケール機を自作する者に課せられた使命感なのかも知れません。とりあえず頑張ります。
12月と1月の2ヵ月間、模型屋の私ですので商売に追われ製作の手を休めておりましたのでいざ始めてみると気合が入りません。今回製作を進めているムスタングはオールバルサづくりをしているので従来のバルサキットづくりの構造設計となっています。

◇バルサモノコックの簡単な製作法

バルサ機体の製作でいつも悩むのが胴体の上・下面の三次曲面のある形状のプランク加工です。
写真の様に骨組された胴体の上・下面をバルサモノコックで整形されたものをかぶせる構造とすることが軽量でかんたんな方法と考えます。

ここで私流のかんたんなバルサモノコック製作法を紹介します。まずは2枚重ねのバルサシートを巻き込んで整形するための型の製作ですが、ホームセンターなどで売られているスタイルホーム材の利用です。発泡材の中でも硬質ですので型の製作には最適なのです。
カッターナイフでスカスカ切れますし、サンドペーパー(120#)でかんたんに加工処理ができますのですべての型をつくるのに2時間とかかりませんでした。
今回モノコックの厚さを3ミリとしたため表面側は2ミリバルサシートで内側は1ミリ材とし、速乾性の木工ボンドをバルサシートにヘラでのばしてはり合わせ 、型にゴムバンドでぐるぐる巻き込んでしめつけて乾燥を待つだけの作業でつくれるのです。
三次曲面の形状の場合は前後にくさび形に切りぬいた2枚をはり合わせてしめ込んでいけばかんたんにできあがりです。
◎曲面の大きさによってくさびの入れる大きさが変わります。モノコック方式を採用することで胴体重量を軽減することと製作がかんたんであるということになるのです。是非チャレンジしてみて下さい。

◇車輪カバーの開閉にひと工夫あり

実機同様に主脚が出ている時には車輪カバーは閉じていて、主脚が入るに従い、カバーが開いて脚が収納するとカバーが閉じる、実機がそうであるならそうするしかないのです。海外の市販品でエアー式であるとの話しですが、つくる者のプライドが許さないのですね。車輪カバーが(閉じて開いて閉じる)この動作はごくごくかんたんな方式で解決できます。
完成後に紹介致しますので楽しみにお待ち願います。
尾輪の引込脚にはMKのSSノーズを利用しスケール化してハッチと連動駆動する仕組と設計してあります。この所製作時間が取れずストップ状態ですが頑張ります。

次回の更新迄には生地完位に仕上げたいと思っています。

勝ラジオーナー記

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