<<オフロードバギー レースだよりD>>


シリーズチャンピオン戦(第4戦)

◇レベルアップによる会員同士の戦いに熱が入る

10月21日(日)好天に恵まれ迫熱した第4戦が行われた。
1周345mのコースを今回は右回りでレースが行われ参加選手26名により迫熱したレースが展開されました。

つい最近までは直線でのスピードに拍車がかかっていたのですが、操縦テクニックのレベルアップとともにクラブ員同士での戦いに秘めた情熱を持つ様になり皆レースで勝つ事に意欲を持ちレースがおもしろくなって来ました。
筆者の私もいつも車の転倒で操縦台を登ったり、かけおりたりで疲れ果ててしまうこともなくなり走る楽しみを味わうことが出来る様になったことでトップスピードは俺が一番の意地は卒業することにしたのです。

◇レースに勝つ意気込みを大きくし楽しんだ一日

今回のレースの優勝はクラブ会員の手に! と期待したのでしたが結果はビジター参加の木澤選手に優勝を勝ち取られしまいました。情けない思いと、仲間内での秘めた勝敗が次のレースへの熱意を湧きたてた一日でした。予選C組から勝ち上がった大里氏(準優勝)を除いて予選上位クラブ員達がトラブルで総崩れの結果は言い訳のない未熟さといえることと反省し、発奮してくれることを願って次回のレースに期待します。

6位 5位 4位 3位 準優勝 優勝
石井選手 大野選手 薄(ウスキ)選手 飯塚選手 大里選手 木澤選手

◇マフラー特性を考える

レーシングカーではなくバギーなんだからとは言ってもレースの世界ではやはりスピードの追求なのです。
最近では仲間の皆さん達は、回って当たり前のブラックスペシャルエンジンに切り替わっておりますが、エンジンの持つ性能を最大限に引き出すにはマフラーによって大きく左右されるのは当然のことと考えておりましたので、今回メーカー製品のマフラーと自作マフラーを使い比べて見て、その性能特性の違いなどを比較してみましたので、感想を少し書いてみたいと思います。

市販のメーカー製品のマフラーはいずれもスロットルコントロールラインとパワー(回転)が一直線なのでキャブ調整の許容範囲が広く使いやすい完成度の高いマフラーであると感じました。
これはメーカーとして当然の開発姿勢であると考えますが、反面レースの世界で究極の回転を求めるに足りるマフラーなのか?
と考えると一考ありかとも思い、自作マフラーの製作を手掛けているのです。
いずれもメーカーさんのマフラーはエキゾーストマニホールドとマフラー本体が固定化されており、これ以上のテストが出来ないのが難点です。

◇パイプイン傾向が出ると考えられる

私には経験だけでマフラー理論は知識などありませんが口にくわえて、いっきに息を吹き込んでみると性能判断が出来るんだ!と言うと皆に笑われるのですが、こんなもんなのです。結果良ければすべて良しで走りが証明なのです。
でも自分でそう思い込んでいるだけの自己満足なのかを判断するためスピードガンテストしてみているのです。
このテストではっきりすることは、コース内でゼロ発進からトップスピードを計測するため、立ち上がりの良さとトップの伸びの両立を見る事ができるのです。
エンジンの高回転域はエギゾーストパイプとマフラー間の長さ調整で微妙に変化する事を知っておく必要が有ると思います。

◇ホイルバランスまで必要性を感じるパワーの追求

シャーシアップして回転させてみるとわかることですがバランスを取ったタイヤはまったくぶれない回転を示しています。

◇燃料パイプにまでこだわる

転倒した時にエンストしない様にシリコンチューブを長く使用している?ナンセンスな考えですよ、私はニップル穴まで広げ内径3mmのシリコンチューブをできる限り短く使って流導抵抗を少なくすることで高回転を引き出すんだ!馬鹿じゃないのと言われてもこだわりがあるのです。
これらのこだわりで2000回転位上を確保出来るのです。

車体 インファーノ777
エンジン OS2VZB(VZ−M用ピストンライナー使用)
ギヤ比 46−14
燃料 クロッツ コンペティション30
トップスピード記録 時速71km
(大里氏のテスト車)

ゼロ発進で50m付近では伸び切ってしまっており、計測時点は80m地点での記録です。通常の走りの出来ない限界の走りかとも感じられますが、上記のスピードからおよその回転数を計算してみるとタイヤスリップ率をゼロと考えても約39000RPM位となるのですから限界と考えられます。
メーカーさんのマフラー使用時とは違いトップで伸びるため微妙なキャブ調整が必要で一般的には使いづらいかとも思います。
マフラーの役割を考え直してみると限りなく高回転を求めるのでは無くコースに見合った使いやすいそしてエンジンに優しいマフラーと言う事でメーカーさんのマフラーは全てをクリヤーするべく普及型と結論して終了します。

勝ラジオーナー


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